弊社社長の永久磁石を使用したモータの主な研究開発の歩みをご覧ください。

03/2000ハイブリッド型可変リラクタンス磁石の原理を公開      詳しくはこちら
 弊社社長の開発の出発点である永久磁石のエネルギーを力学的動力に変換する装置(ハイブリッド型可変リラクタンス磁石)の原理を公開しました。このハイブリッド型可変リラクタンス磁石の応用が期待されるものに、高トルク=ダウンサイジング、省エネルギーの特性を求められるあらゆる種類のモータがあります。
なかでも電動車椅子、電気自動車用モータなどへの応用は広く社会性を有するものと考えます。また、多くの生産工場が動力源としてモータを使用しているため、産業界が常に求められている省資源、省エネルギーなどの課題にも直結します。これらへの応用と普及を推進することは地球環境に優しい技術として大気汚染や地球温暖化などを改善していくために実効性の高いものと考えます。
03/2000第9回インテリジェント材料シンポジウム
 平成12年3月16日、第9回インテリジェント材料シンポジウム(主催:社団法人 未踏科学技術協会 インテリジェント材料フォーラム)において、東海大学(工学部制御工学科 落合 康住 主任教授、工学部金属材料工学科 西 義武 教授、理学部物理学科 小栗 和也 講師)と共同で学会発表を行いました。この研究は、ハイブリッド型可変リラクタンス磁石のモータへの利用を目的として基本特性の評価を行ったもので、この結果、電流により磁石強度を制御できるだけでなく、電磁石、永久磁石それぞれを単体で用いた場合に比べエネルギーの変換効率が高いことが証明され、より小型で高トルクのモータが設計できる可能性が理論的側面から明らかになりました。
08/2000第3回日仏インテリジェント材料、構造セミナーにて "Silver Prize" 受賞
第3回日仏インテリジェント材料、構造セミナー(平成12年8月28日~30日開催)において、The SAS Prize 2000 "Silver Prize for Advanced Technology" を受賞しました。
 対象となったのは東海大学との共同研究 "Electrical Motor with Reluctance Hybrid Magnet System for Next Generation" で、ハイブリッド型可変リラクタンス磁石を用いたモータの基本特性の評価により、従来のものに比べ約1.2~1.5倍の高い効率を実現する可能性を示したことによるものです。
08/2001NEDO 平成13年度エネルギー・環境国際共同研究提案公募事業を受託
 平成13年8月1日、弊社社長の研究プロジェクト「ハイブリッド型リラクタンス磁石を用いた高トルクモータの開発」が平成13年度エネルギー・環境国際共同研究提案公募事業として NEDO(新エネルギー・産業技術総合開発機構)より正式に委託されました。これは NEDO が経済産業省 平成13年度国際共同研究事業費補助金等により平成14年3月まで実施するもので、我が国の民間企業等が国内外の企業、大学、公的研究機関等と共に国際コンソーシアムを形成し、優れた技術シーズを活用した国際共同研究開発を効率的に推進しエネルギー・環境関連技術の発展に寄与することを目的としています。
04/2002NEDO 委託事業成果報告
 平成14年3月31日、NEDO 委託事業「ハイブリッド型リラクタンス磁石を用いた高トルクモータの開発」が終了し、その成果報告書を提出しました。このプロジェクトは、ハイブリッド型可変リラクタンス磁石を用いてモータ駆動時の電流効率が改善できる高効率の高トルクモータの実用化と製品の基本仕様を確立するため、制御回路の設計および製品開発のための基本的な知見を得ることを目的にその実用化に必要な要素技術の開発を行ったものです。
05/2002ワシントン大学 CIMS 春期セミナー
 平成14年5月3日、ワシントン大学 田谷 稔 教授(機械工学部)の招きにより、CIMS (Center for Intelligent Materials and Systems)春期セミナーにおいて、ハイブリッド型可変リラクタンス磁石を用いたモータやソレノイドの現在までの開発成果と今後の展望についてレクチャーを行いました。
11/2003電気学会にて研究発表     詳しくはこちら
電気学会の回転機研究会において弊社社長が「ハイブリッド磁石を利用したSRモータの開発」発表しました。             
07/2004第27回モーター技術シンポジウム 第15回磁気技術シンポジウムにて講演
第27回モーター技術シンポジウム第15回磁気技術シンポジウムにて「ハイブリッド型可変リラクタンス磁石を用いた次世代型S R モータ」をテーマに講演(主催 日本能率協会)を行いました。
07/2010TCHNO-FRONTIER2010
TCHNO-FRONTIER2010 7月21日~23日東京ビッグサイトにてHBSRモータ発表
スイッチドリラクタンスモータHBSRはフエライト磁石で高効率、高回転特性を実現しました。                  
03/2019弊社申請の電動機特許が登録されました(特許第6491369号)   
発明者:荻野三四郎、内川據義他    三菱マテリアル株式会社、福島県の事業協同組合他との共同出願となっています。
08/2020リラクタンスモータ特許を出願
発明者:荻野三四郎、内川據義、大内茂人教授、横尾嘉成他
最新の知見を織り込んだハイブリッドSRモータの特許を出願しました。PCT 国際出願制度を利用して主要国において特許出願する予定です。 
12/2021バイク用HBSRモータ試作品が完成
 実用化を目指したバイク用のHBSRモータが完成しました。これは低速域から高速域まで広範囲の定格運転が可能な高出力密度のモータージェネレーターです。