弊社のHBSRモータージェネレーターについて

 弊社社長の荻野は永久磁石を利用したモーターを約30年前から研究を続けてきました。2000年初めには理論的な基礎は出来上がり新聞テレビ等にも取り上げられましたが、実用化に向けた試作段階においてエネルギー効率上重要な発電・回生がなかなかうまくいかず10年以上の試行錯誤を重ねてきました。そしてようやく発電・回生問題をクリアーし満足いくモーターが完成しました。

 「HBSRモータージェネレーター」は、SRモーターに永久磁石を利用したハイブリッド(HB)SRモータージェネレーターです。電磁石のリラクタンストルクと永久磁石のリラクタンストルクの両方を合成し効率的に利用することで大きなトルクを出すことが可能となりました。また、矩形波駆動が可能であるため、大きなトルクが効率的に出せる仕組みとなっています。これにより、IPMモーターとの比較で3倍のトルク、製造コストは約半分となる見込みです。

なぜ、今までHBSRモータージェネレーターが実現しなかったのか?

 図の青線はマグネットの磁力線、赤線はコイルにより発生した磁力線を示しています。これまでは、「②コイル励磁ON」の時、青線のマグネットの磁力線をローター側に経路変更することができませんでしたが、特許出願中の新技術により、マグネットの磁力線をローター側に経路変更することができるようになったことで、HBSRモーターを実現することができるようになりました。

→赤線の電磁石リラクタンストルクと青線の永久磁石リラクタンストルクの両方を合成し効率的に利用可能になりました。